葛西海浜公園水質浄化実験:東京都港湾局と当会の協働実験(平成21年度〜平成23年度)


平成21年度  使用材料の検討:認定NPO法人ふるさと東京を考える実行委員会が実施

平成21年6月11日〜 
 本年度はカキ等の付着生物が着床しやすい材質及び位置、浄化状況を調査する基礎実験を行うこととし、6月29日に実験に必要な杭の設置が行われた。 
 具体的には、西なぎさの東端と西端に5種類(@コンクリート杭、A木杭、B丸竹、C木ひび、Dグラスファイバー棒)の材質が異なる杭を2本づつ立てると共に、8本の松杭を4メートル四方に設置した。さらに西端には竹杭を8本設置した。
 その後、7月22日、8月20日、9月17日、10月20日、11月4日、12月2日、1月15日、2月18日、3月19日に、5種類の杭の材料別深度別の生物付着状況を調べるとともに、8本設置した竹杭を毎月一本づつ回収し、詳しい調査を行なった。
 

     設置のようす               調査地点A                 調査地点B               調査地点C

実験結果
 平成21年6月30日に設置した杭には、第一回目の調査を行った7月22日の時点で生物の付着がみられ、9月になるとかなりの成長がみられ、
11月にはAP150〜180cm付近までは付着生物でびっしりと覆われるようになった。
 付着生物の優占種はフジツボで、コンクリートと丸竹ではAP50cmまではカキが優先する傾向が見られた。なお、従来から設置されている木杭を調べたところ、200cmまで付着生物がついており、カキはAP110cmまで、ムラサキイガイではAP140cmまで付着していた。
 平成22年になると、冬場はフジツボの脱落がみられるようになる一方、カキは成長するためAP75cmまでではカキが目立つようになってきた。また西側コンクリート杭のAP50cmまでは、昨年のカキの上にさらにカキが付着してかなりの数のカキが育成するようになった。
 なお、平成21年度における付着生物の成育状況は、付着基盤の種類によって大きく異なることはなかったが、平成22年度はコンクリート、特に西側に設置したものにおけるカキの成長が目立った。

平成22年度  施設形態の検討:東京都港湾局が実施


 竹と竹ひびを設置した実験装置を用いて、水質調査や付着生物調査を行が行われた。

平成23年度  施設整備:東京都港湾局が実施
 竹ひびを使った水質浄化装置とアカエイ防止ネットの設置、人工潮だまりの整備が行われた。